金曜日に研修をやってはいけない!
習慣化コンサルタントの古川です。
よく、金曜日に研修を実施するケースがあります。
会場の都合など様々でしょうが、残念ながら「行動変容」を
考えるならば、金曜日には絶対に研修をやってはいけません。
理由は単純です。
実践率が極度に下がるからです。
受講生の研修後のリアルは次の通りです。
たとえば、コミュニケーション研修を受講した。
金曜日17時半に終了する。
あー、疲れた!折角同期も集まっているから飲みにでも行くか!
とぱーっと盛り上がる。
そして、土曜日、家族サービスで車で遠方に出掛けていく。
日曜日は奥さんのショッピングの荷物持ち。
その間に会社のメールを携帯でチェックすると月曜日から
一気に処理しなければならない難題がやってきている。。。
「トホホ。。日曜日が終わらなければ良いのに」
そんな風に考えながら、日曜日の夜は終わり、月曜日の朝が来る。
途中の電車で、日曜日に見たメールの処理の指示をipadで済ませ始める。
月曜日朝は、すぐに緊急ミーティング。
ここでいきなり、研修スキルを使うチャンス到来!
でも100%それどころじゃない。
ということでスルー。
こんなペースで月曜日が終わり、火曜日が過ぎて行く。
行動変容の肝は初動にあり!
現場で小さな初動を取らせることができなければ、
ほぼその後行動変容が起きることはありません。
もっと大切なのは、当日と翌日です。
その2日はモチベーションが高い、でも続けるには心理的ハードルを乗り越える必要がある。
初動を取らせるには翌日は絶対にチャンスなのです。
しかし、多くの企業では金曜日に研修をやっている。
それでは、実践する場面が必要なスキル研修はほぼ現場実践が難しいものです。
まして、金曜日は業務疲労感が半端じゃない。
総合的に、金曜日は研修は避けるべきだと私はクライアント企業にはお勧めしています。